平成遺文集

平成の遺文を集めたものです。

書いてみようかと

「書いてみようと思ったんです。」 今は、こういった不純な動機やふしだらな感情のはけ口がこうやってデスクトップ上の画面だからまだマシなんだろうな、と思う。画面の中だけで完結する。この画面以上に、何かが溢れ出ることもない。常に、停滞している。そ…

自分と僕と人形

ペダンチックに振舞っているが、その実、自分の底の浅さに戦々恐々としている。自分の底は一体どこにあるのだろうか、隣の芝は青いとはよく言ったもので、他人への扇情や羨望に苛まれているというのが実情だ。行き着く先がどこなのか、未だにわからない。「…

遺文

ふと,文章が書きたくなる時がある。 それは,情動とも衝動とも違う,また別のおざなりな感情だ。でも,今日はそんないい加減なものに身を任せてみようかと思う。長く続くようなものではないだろうし,誰に問いかけるわけでもないが,それでも,書いてみよう…